2024.07.22
研修医ブログ
おくすりのめたね♪
どうも久方ぶりです。初期研修医1年目の松村涼汰です。僕は今5~6月の内科導入期研修を終え、7月から小児科を回っています。
高齢者を相手にしていた日々が一転、ピチピチの子供たちを相手にする日々。ほんとにみんな可愛らしく、楽しい日々を送っております(^o^)
さて今回の本題に移りましょうか。
ある日、保育園での健診が終わって一息ついていると鶴田先生に声をかけられました。
「今から粉薬飲みに行くから、それブログに書いてね」
おくすりは苦手…
はて、これは鶴田先生が粉薬を飲んでいる様子を僕がブログにするのか?そんな淡い期待が一瞬脳裏をよぎりましたが、当然飲むのは僕でした😎
薬局室へ行くや否や粉薬ブースへ直行。たぶん鶴田先生は今まで多くの研修医に飲ませてきたのでしょう。計量器に薬包紙を載せ、粉薬を注ぐ姿は恐ろしく手慣れたものでした(絶望)。
思えば、物心ついたころから僕はおくすり嫌いでした。
母がアイスやチョコレート、ゼリーなどに粉薬を混ぜて飲ませようとしてくれていましたが、悉く吐き出していたのを覚えています。
つい先日、実家に帰った時「小さい頃全然おくすり飲まなかったあんたが患者さんにおくすり出すなんておかしいな話ね」と言われたばかりなので、少しタイムリーな話題だったりします。
しかし男松村。ここまで来たら飲むしかないでしょう!
きっと大人になったから味覚も変わって何も感じないはず…。
そんな小さな勇気と大きな不安を抱えながら、いざ実食!!
い、意外と飲めた。頭の中には「おくすりのめたね♪」の曲がヘビロテ。
最初に飲まされたのは青リンゴな風味だったカルボシステイン(痰をとるお薬)でした。
粉薬を飲めたことに驚いている自分に構わず次の準備に取り掛かる鶴田先生、学生時代は恐らく「わんこそば」のバイトをしていたに違いない。
全6戦の記録
今回かなりの数のおくすりを飲んだので、以下箇条書きで失礼します。
No2.オノン🥴:気管支喘息やアレルギー性鼻炎に使用。無味無臭。料理に混ぜても気付かれなさそう。
No3.ホクナリン🥳:気管支喘息の発作時に使用。カルボシステイン同様の青りんご味
No4.ワイドシリン🤢:こ、これは。。。口に含んだ瞬間に忘れていた昔の記憶が蘇ってきた。
食べ物と一緒に混ぜられてキレたことや、最終的に親に無理やり口にぶち込まれたこと。数秒間意識が記憶の海を泳いでいました。ここから怒涛のニガニガラッシュ。
No5.ビオスリー🤮:整腸剤。古紙の味。錠剤タイプはいままで何度処方していましたが、粉末タイプを試飲して初めて気づきました。此奴も中々の曲者。
No6.プレドニゾロン🤯:ステロイド。これを飲む前に鶴田先生から「覚悟してね(笑)」と一言。舌に乗せた瞬間は味がせず、はてなが浮かんだが、ものの数秒で口の中に苦みが充満。ワイドシリン、ビオスリーで疲れ切った味蕾に痛恨の一撃。無量空処さながらの衝撃を受けました。。
(ここまでのネガキャンは全て冗談です)
以降もシロップ剤などを飲んだ気がするんですけど、メモには記録されていませんでした。
文章考えるの疲れてきたので、ここで終わります。
大人になっても苦手を克服するのは難しいですね。それを自覚した大人として、味も含めて薬の適応をよく考えて処方したいと思います。
あっ、あとこのまえ福島県に旅行に行ってきました。その写真載せときます。
日本の原風景を目にすることが出来てめっちゃ楽しかったです!( ◜ᴗ◝ )ニコ