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2025.05.28

歯科医師ブログ

他職種研修でふれた介護の現場

#歯科医師ブログ

こんにちは。4月から共立歯科センターで研修をしている歯科医師の久保田です。
今回は、多職種研修の一環として参加させていただいた特別養護老人ホーム(特養)いけだの里での体験についてご紹介します。

食事の大切さを実感

特養は、介護が必要な高齢者の方が長期的に生活を送る施設で、医療の場というよりも、入居者さんにとっては、暮らしの場という印象が強く、施設内は穏やかで落ち着いた雰囲気でした。

研修中は、食事の介助や胃瘻からの栄養投与の様子などを見学させていただきました。

食事介助では、入居者さん一人ひとりに合わせて声をかけたり、体勢を整えたりと、職員の方が丁寧に対応されている姿が印象的でした。また、自分も実際に食事の介助を体験させてもらいました。

入居者さんのペースに合わせるのは意外と難しく、緊張しながらでしたが、職員の方に教えていただきながら表情や反応を見てスプーンを運びました。食事を支えることの難しさと、その大切さを実感できる貴重な経験でした。胃瘻からの栄養投与についても見学しましたが、医療的な処置である一方で、現場ではとても自然に、日々の生活の一部として行われていることが印象に残りました。

歯科医師として

今回、医療と介護が重なり合う現場に触れたことで、歯科の立場からどんな関わりができるのかを考えるきっかけにもなりましたし、食べることや口から栄養をとることの意味についても改めて考えさせられました。この研修での経験を、今後の診療や患者さんとの関わりに活かしていければなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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