ブログ

BLOG

2022.12.20

研修医ブログ

住み慣れた地域で家族と過ごすために~訪問診療

#研修医

こんにちは、研修医の渡部です。
突然ですが、皆さんは訪問診療(在宅医療)をご存じでしょうか?

過去の研修医ブログから拝借した武川診の訪問診療風景

在宅医療とは

在宅医療は難病や慢性疾患などの療養が必要か、痰の吸引等何かしらの医療行為が必要だけど、通院が困難な方が利用する医療です。
そして、「なるべく住み慣れた地域・自宅で過ごしたい」という多くの方々のニーズと一致するものです。

在宅医療のサービスの1つに、医師が定期的に自宅に訪問し診療を行う訪問診療があります。
甲府共立診療所でも訪問診療を行っており、急性期の患者さんが慢性期に移行した際、退院後の1つの選択肢として訪問診療を利用する方も多くいます。

訪問診療を行うにあたって、まず行うことは情報収集です。
患者さんのご自宅に向かう車内で、カルテから問診で聞くべきことや、前回の診療で何かプロブレムはあったかを確認します。


自宅に到着後、患者さんの元へ行き、まずは全身をくまなく診察します。
感染を疑う所見はないか、寝たきりの患者さんには褥瘡の有無を確認、むくみはないか等を確認します。


患者さん本人が話せる状況であれば、ご本人と会話をします。同居するご家族との会話も忘れてはいけません。看護師や介護師とは異なり、専門的な知識を持っていないご家族がほとんどです。少しの変化で不安になるだけではなく、介護の疲れや悩みも多くあります。


患者さんだけではなく、ご家族にも寄り添うという面は訪問診療の特徴だと考えます。

自宅で過ごす大切さ

入院中の表情と、ご家庭に戻った後の患者さんの表情は異なります。

回診中の長田Dr

訪問診療でできる医療は限られており、急変時すぐに対応できない可能性も高いです。
しかし、「最期を住み慣れた自宅で家族と過ごしたい」と考える方は多くいらっしゃいます。
入院中は、何度も急変していた患者さんでも帰宅後、健康状態が安定する方、気分が上向きになり入院中より多く話す方もいます。


またコロナ禍でご家族と直接話す機会も減少しています。訪問診療ではご家族の考えも直接聞けるため、今後の方針を考えやすいメリットがあります。

甲府共立病院での初期研修を選択した理由の1つに訪問診療の存在もあったため、今回訪問診療に同行することができ満足しています。

TOP