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2023.01.22

研修医ブログ

当直1人立ちするために~幅広い知識と豊富な経験を身につけ正確な判断を~

#研修医

こんにちは、研修医ブロガー(自称)の渡部です。
今日は7月から始まった当直研修についてお伝えします。

全科当直の意味

医師は3年目以降進みたい診療科を決め、その専門医を目指す研修(専門研修)を行います。上級医や指導医はそういった専門医・専攻医の方々ですが、当直では自身の専門外の知識も重要です。消化器疾患・循環器疾患・皮膚科疾患など様々な症状を訴える患者さんが来院するからです。

現在は当直研修6ヶ月目。はじめは常に指導医がついて、指導を受けながら当直を行っていましたが、11月より2診待機。簡単に言えば、以前より少し離れた位置におり、私1人で患者のファーストタッチを行い治療・検査方針を自分なりに決定してから指導医に報告し間違いはないかを確認します。


少しずつ責任感や決断力を要する機会が増え大変ですが毎回勉強になっています。また、同期が経験した症例でどういう対応をしたかをたまに聞いたりして似たような患者が来院した際の参考にすることもあります。

眼科救急レクチャー

先日、当院眼科の加茂先生より“当直でも使える眼科疾患の診かた“についてのレクチャーがありました。その時のことを少し紹介します。

救急の現場は、緊急性があるかの有無を判断します。そのため緊急性があるかを問診や診察で判断することが重要です。
例えば頭痛・嘔吐を主訴で来院した患者さんがいたとします。脳梗塞や消化器疾患は鑑別疾患として挙げることはできても急性閉塞隅角緑内障は盲点となりがちですよね。気を引き締める意味でもとても良いレクチャーとなりました。

今回のレクチャーでは眼圧の測り方や眼の中に異物が入った場合の診察方法・洗浄方法を実際に研修医の眼を使用して練習しました。

眼圧を測られている服部Dr(右)

洗浄する土屋Drとされる奥山Dr

異物確認のために上眼瞼(まぶた)を裏返すことも一苦労でした。

なかなか裏返せず四苦八苦する研修医たち

一度練習しないと実践には移せない手技が多かったため。時間を見つけて研修医同士で練習し、当直等の現場で自信をもって実践できるようにしていきたいです。

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