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2023.03.23

研修医ブログ

叡智を授かるUp To Date

#専攻医#研修医

みなさんおひさしぶりです。
初期研修医の森下です。

「次回の記事で…」みたいな締めの言葉の記事を書いてから何日たったのでしょうか。
もう3月ですよ。
昨年は国家試験も終わり自己採点ではいい点数だったのでずっと遊んでいたような気がします。そんなぼくもそろそろ初期研修医2年目になるみたいです。
志村先生をはじめとして、多くの先生方の指導の下、少しは医療者らしくなれたでしょうか。
個人的には当直や病棟業務をこなしながら、以前よりは知識が付いたことを実感しています。

自信がありそうに見える奥山(中央)と森下(右)

まぁいろんな勉強をしましたからね。
そんな今回は、この1年で参加したカンファレンス・学習会を紹介しようと思います。

リウマチ膠原病カンファレンス・通称『萩野先生カンファ』(3ヶ月ごと)

講師は帝京大学ちば総合医療センターの萩野昇先生。


縦には深く横には広く広がる膠原病の診察や診断についてとてもわかりやすく解説していただけます。
Commonな疾患・症候からUncommonなものまで学ぶことができます。
なによりもリズム感よく話が進むためすっと頭に入ってきます。

上級医の山中Drも「すごく勉強になるから」と一緒に参加していました

個人的には、人生で初めて担当した患者さんについて相談させていただいたことが思い出深いです。

伊藤先生カンファレンス(毎月)

講師はオアシス愛生クリニック院長の伊藤彰洋先生。
その時期に担当する症例について相談や、Up to dateを使いながら救急症例についての検討会をZoomで行っています。

Zoomでもちゃんと聞いていますよ(当たり前)

それ以外にも医学英語に触れる機会を提供していただいたり、時には日本のものと比較しながら海外の診療についても紹介していただけます。
個人的には、抗NMDA受容体脳炎の症例検討が興味深い内容でした。

ポケットエコーセミナー(年1~2回)

講師は山梨市立牧丘病院の古屋聡先生。


FASTや肺エコー、運動器エコーなど救急外来でも活用できるエコー手技と所見を学びました。エコーのプローベが聴診器と同程度に有用であることを実感しました。

 

今回は筋膜リリースの実演も見せていただきました。

すぐ習得できる技術ではありませんが、エコー画像の見分け方や注射される側の率直な感想・体感も聞けて勉強になりました。

EBMセミナー(年1回)

講師は聖母病院総合診療科部長の南郷栄秀先生

いつかは読まなければいけない英語論文ですが、その内容についての吟味の方法を学びました。ただ読めばよいわけではなく、内容の吟味がどれほど重要であるかを実感し、吟味のためのterm探しについても学べました。

当院の研修医だけでなく、専攻医や他院の研修医も参加していました

単なる講義でなく、グループに分かれて実際に論文を読み込み、求める記述を探すワーク形式で学べたので、まさに実践を学ぶことができました。

振り返って

ほかにも当院に在籍されている先生方による各専門家のレクチャーが多く行われてきました。
一年間思い返すとレクチャーだけでも多くの機会に恵まれたと思います。

総診・上級医の先生方が教えてくれたグラム染色カンファ。

外科研修中は連携施設研修中の虎の門病院の外科専攻医の先生方が色々教えてくれました。

あとは身に着けたものを日々の診療に還元しながらさらにアップデートすることが重要だと思います。
そろそろ始まる2年目の研修も頑張っていこうかと思います。

最後に、国家試験や入試をうけたみなさまおつかれさまでした。

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