2023.12.25
研修医ブログ
巨摩共立病院研修vol.1~すき焼きのある医局
初期研修医2年目の渡部です。今年もあとわずかですね。皆さんはどのような1年だったでしょうか。
私は先日、九州旅行(福岡、長崎、佐賀、熊本、大分)に7泊8日で行ってきました。
豚骨ラーメン、水炊き、もつ鍋、カステラなどなど、九州は食べ物がおいしすぎです。
福岡は太宰府天満宮、長崎ではハウステンボスや原爆資料館、佐賀では吉野ケ里歴史公園、大分では地獄めぐりに高崎山動物公園、熊本では阿蘇山、様々な観光名所に行くことができました。
皆さんもぜひ旅行には九州をご検討ください!
2回目の地域医療研修
10月には牧丘病院で地域医療研修を行いましたが、12月からは巨摩共立病院でも地域医療研修を行っています。
巨摩共立病院は急性期病棟に加え地域包括ケア病棟、回復期リハ病棟、療養型病棟を要しており、甲府共立病院では受け入れていない患者さんも受け入れています。
牧丘病院での地域医療研修において多職種連携の重要性を深く学んだので、今回の2ヶ月間の地域医療研修では他職種の意見を大切にしながら診療にあたることを意識して、
さまざまな職種の方に直接相談しながら、患者の性格や生活環境に合わせた退院調整を行っています。
指導医の遠藤先生を始め様々な先生方に指導を受けながら日々研修を頑張っています。
今年4月より甲府から巨摩に異動となった中土居先生も元気でした。わからないことがあれば率先して教えてくださる良い先輩です。
最初の1ヶ月では、FIFEによる患者・病態の理解を意識しています。
FIFEとは
患者中心の医療の実践するための1つのツールで、次の4要素から成り立っています。
- Feeling/感情:患者がどんな感情を抱いているか
- Idea/解釈:疾患についての原因はどう考えているか
- Function/機能:疾患が患者にどのような影響を及ぼしているか
- Expectation/期待:患者が医療者に期待することは何か
この4つに注目することで、入院患者であればスムーズに退院支援が進みます。
外来では、患者さんの持つ全ての症状や疾患に対し1つずつ薬剤を出すのではなく、患者が困っている症状に対して薬剤を処方するので、多剤併用の抑制にもつながります(疾患によっては必ず飲まなければいけない薬剤もありますが…)。いろいろ試行錯誤しながら楽しい研修を行っています。
訪問診療も行っており、利用者さんとのコミュニケーションを大切にした診療を心がけています。
利用者さんの一番の悩みは何かを理解しながら診察を行い、短期間ではありますが利用者さんやご家族との信頼関係を結べるように努力しています。
まさかの医局すき焼き
ある日の昼、医局に帰ってくるととても良い匂いが!
なんと医局秘書さんがすき焼きを作ってくれました。
定期的に行っているとか…、甲府共立病院にはない習慣が巨摩共立病院にはありました。お高そうな肉を食べすぎてしまいました。ごちそうさまです。
小さな病院だからこそアットホームであり研修しやすい環境でした。初期研修医生活も残すところ3か月・・・あっという間でしたが毎日充実した日々でした。残り短い初期研修医生活を思う存分楽しんでいきたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願いします。