2025.05.31
研修医ブログ
じっくり始める初期研修
初めまして!4月1日より甲府共立病院で働いている初期研修医のMです。
まだ研修が始まって僅かしか経っていませんが、当院での研修について読者の皆さんの参考になることをなるべくお話できればと思います。
私が研修をしていてまず思ったのは、『研修をじっくり丁寧に始めることができる』ということです。
他の病院の初期研修医に聞いた話では、病院によっては4月から担当の患者さんを受け持ち、病棟業務がスタートするところもあるとのこと。
一方で、当院では4月は各種オリエンテーションや手技や電子カルテのレクチャー、多職種研修(看護師さんや薬剤師さん、検査室やソーシャルワーカーさんなどついて、どんな仕事をしているのか学ぶ研修)をミッチリやって、
しっかり準備をして、5月から患者さんを担当します。また初めは持ち患者さん1人からスタートします。
私は電子カルテの使い方など病院独自のルールなどが分からないまま、いきなり業務にあたることになったら非常に大変だと思っていたので、しっかり時間も手間もかけて教えてもらえる期間が先にあり、とても安心しました。
特に多職種研修では、医師がオーダーを出す上で知っておかないと出された看護師さんや検査技師さんや薬剤師さんなどが困ることを予め説明してくれて、なおかつどんな仕事なのかを理解できたのでとても有意義でした。
学ぶ範囲は医療だけに留まらない
また医療だけではできないことが、介護やボランティアによって行われ、人の命が救われていることを知り、驚きました。
一人歩きや暴言などしていた認知症の人が、介護の関わり方で落ち着いて過ごせるようになったり、
医療サービスがあっても病院まで来れない人のために、ボランティアの人が付き添ったり送迎したりと、ほっといたら人が死んでしまう事態を未然に防ぐ大事な仕事があることや、困っている人が沢山いらっしゃることが分かりました。
採血の手技では実際に人に打つ前に1人1人に看護師さんがついて教えてくれながら模型で練習させてもらって、
実際に研修医でお互いに実践することができ、大変手厚いプログラムだと思います。
それだけ練習してもなかなか血管に針が入らなかったりします💦
上級医・先輩方の指導とアドバイスで、何とか無事に3人とも採血を無事終えることができました。本当にありがたかったです。
まだ2ヶ月経ったくらいですが、当院での研修は丁寧なので1つ1つのプログラムをきちんと取り組んでいけば、必要なことは身に付いていくように感じます。
また困った際は先輩医師や周りの方々(事務さんや看護師さんなど)がとても優しく教えてくれるので、かなり質問しやすい空気があると思います。
もし研修がしっかり終えられるか不安な方がいらっしゃいましたら、一度見学に来てみることをオススメします。
私自身、ちゃんと病院でやっていけるか不安なところも多かったですが、見学に来た際に「こんな雰囲気がよくて働きやすい病院あるんだ!」と衝撃を受けました。
また次回の更新をお楽しみに!