2025.11.22
研修医ブログ
共立ならではの小児科研修~保育士体験
こんにちは、初期研修医のMです。
前回に引き続き、甲府共立病院ならではの小児科研修の模様をお伝えします。
今回お伝えするのは、保育士体験。
当院が嘱託医を担っているつくし保育園にお願いして、1日見習い保育士をさせてもらいます。

画像生成アプリに「見習い保育士(日本人男性)」と注文したらこんなイラストが出てきました。生成AIの進化ってすごいですね
いざ保育園へ
この日は朝から直接保育園に出勤。ご家族に連れられ、続々と子どもたちが集まってきました。
1日のスケジュールと説明を受けたら、いざ子どもたちの部屋へ。
この日は0歳児クラスから始めて、順々に年齢の高いクラスに移動しながら、保育を体験させていただきました。
じっくり年齢別のクラスを回れたおかげで、年齢毎の子どもの成長・発達をリアルに感じられました。
まず0歳児。月齢による変化が最も大きく、低月齢だとそもそも動けなかったり、動けても動作がとてもゆっくり。まだ言葉は分からず、泣いちゃうことが多い。
1歳になると言葉が分かってきて、会話が若干成立する。自分の気持ちに忠実で、興味・関心のあることに対してどんどん向かっていって触れたりする。行動範囲が広がって、よく動き回るのでちょっと危なっかしい。
2~3歳になると、「なんで?なんで?」となぜなぜラッシュが始まる。興味がより具体化して、ブロック遊びでも「あずさ(電車)を作っているんだ」と嗜好がハッキリしてくる。
いよいよ午後は高学年クラス。
5~6歳は「激しい」のひと言。元気いっぱいに走り回ったり、飛び付いてきたり、目が回るようでした。体の使い方も上手な一方で、怪我のリスクも大きそうです。
また結構甘えてくる一面も。大人の使い方が上手いのかもしれませんね。
日常を学ぶ
「1歳違うだけで、子どもってこんなに違うのか」と驚かされた1日でした。
甲府共立病院初期研修PG冊子・小児科研修の項目には保育士体験を通じて、病院では分からない元気な子どもたちの日常生活の様子を肌で感じる」という一文があるのですが、本当にその通りの学びができたと思います。
また、保育園に通い始めるときには、1時間~半日のお試し保育で、環境に慣れてもらう仕組みがあることも、この日初めて知りました。
私自身、あまり子どもが得意だとは思っていなかったのですが、今回の保育士体験を通して、子どもたちが甘えてきたり、話しかけてくれるのが、素直に嬉しくて楽しかったです。
半面、親御さんがこれだけ多様で変化がある子どもを育てるのは大変だなあ、と改めて思いました。
今回の学びを、今後の診療でも活かしていけるように頑張ります!









