ブログ

BLOG

2023.02.21

研修医ブログ

極寒の長野で学会発表!

#研修医

こんにちは。現在、産婦人科研修中の花輪です。
今回は先日、長野県へ行って参加した学会での活動についてお伝えしたいと思います。

秋頃に屋上写真を撮り直しました

なんの学会発表?

今回、私と内科専攻医の中土居Drそれぞれで発表する演題を用意し、日本糖尿病学会関東甲信越地方会に参加してきました。
それぞれ当院での研修中に非常に珍しい症例と遭遇しており、それを目にした張磨Drから「これ、発表できるよ!」とお声をかけていただいたのがきっかけで、10月ごろから準備を少しずつ始めていました。

地方会は私のような初期研修医や若手医師のための登竜門的な色合いもあり、関東甲信越中の若手の医師とそのメンターの上級医が勢揃いし、各々の演題を用意し発表を繰り広げました。

左から花輪(私)、張磨Dr、中土居Dr

学会発表までの苦難?の道のり

学会自体の演題募集は9月頃から始まっており、張磨先生のお声がけで花輪並びに中土居先生は早めに演題を送ってました。採択されたのが12月でそこから当日に向けての準備が始まりました。

花輪は少しずつ準備をしましたが全然エンジンがかからず、「いっそのこと中途半端の状態で一度いろんな人に見てもらって発表の構成や意見を貰おう!」という軽い気持ちで一度医局内での予演会を敢行しました。
そしたら想像以上に『反響』を呼び、上級医からだけでなく同期からもタコ殴りにされました・・・。

別の発表で同期から突っ込まれている花輪(中央)

それでも非常に貴重な意見や新しい視点を得られ発表の準備を進めていきました。その後も発表直前に体調不良で1週間ダウンしスライド作成に手がつけられないなど、身体的・精神的に追い込まれる場面に見舞われました。しかし、偉大なる指導医・張磨先生による「多大なる」ご協力のおかげでなんとかスライドが完成しなんとか学会へ臨むことができました。

学会発表

学会は長野県長野市で開催されるため鉄道で現地へ。現地は非常に寒く前日の雪のせいで積雪があり路面はカチンコチンに凍ってました。現地の気象状況をしっかりとリサーチしていなかったため普通の革靴を履いていた私は、何度も路面スリップ仕掛けるという情けない状況に遭いました・・・事前リサーチは重要ですね。

発表当日、まず午前に中土居先生の演題発表が行われました。

スライドの出来もさることながら聞きやすい発表で非常に参考になりました。また発表後の質疑応答も非常に盛んで素晴らしい発表だったと思いました。

発表後、「こんなに質問来るなんて思ってなくて怖かった」と話した中土居Dr

午後になり花輪の番になりました。

 

実は花輪は学会直前の体調不良から完全回復できておりませんでしたが、気合いで発表に臨みました。

なんとか大事なく無事に発表を終えることができました。また自分の発表内容に関心を持ってもらえたのか発表後の質疑応答では自分の想像以上に質問をしていただき、拙いながらも精一杯回答をさせていただきました。

学会発表を終えて

学生時代にアカデミックな活動をほとんどしていなかったので今回、初めての学会参加並びに学会発表となりました。
行く前までは正直面倒臭いという気持ちが大半を占めていたのですが、実際に行ってみると他の方のスライドの作り方や発表スタイル、症例報告など非常に学びが多いイベントでした。

充実感のうかがえる1枚

また今回の発表を準備をする中で、「巨人の肩の上に立つ」とはこういうことなのかとはっと気付かされることがあり、自分の経験も何かしらの役に立つのではと思い、今回の症例を論文化して残してみようと決意しました。

張磨先生にはもう少しお世話になるかと思いますが、論文化を目指して頑張っていきます!

TOP