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2024.10.31

研修医ブログ

病棟へ漕ぎ出す導入期研修

#研修医

みなさまご無沙汰しております!研修医1年目の星一洋です。
あついあつ~い夏が終わり、ようやく過ごしやすい季節になってきましたね。束の間の秋🍂🍠を満喫しましょう😊

月日が流れるのは早いもので、入職してからおよそ半年が経ちました。期待と不安に胸を膨らませながら臨んだ入職式が、遠い昔の事のように思えます。


今回は、そんな密度たっぷりの半年間の研修を振り返ってみようと思います。4月の多職種研修に関しては、以前の記事をご参照ください。

いざ、病棟へ!!

時を遡る事5月のゴールデンウィーク明けのとある日…
4月の他職種研修を終え、産まれたてホヤホヤのヒヨコ🐣こと、我々初期研修医1年目は5月から病棟へ解き放たれます。

ただ、最初から野放しで病棟にリリースされるわけではなく、業務に慣れたり、病棟でのサバイバル術を学んだりするための期間として、2ヶ月間の導入期研修が用意されています。

2ヶ月間のお試し期間…?

さて、そんな2ヶ月間の導入期研修ですが、主に総合診療科の先生方が面倒をみてくれます。

肝心の研修内容はというと、患者さんの「担当医」となることです。


担当医とはなんぞや、という人のために説明すると、病棟に行って診察したり、カルテを書いたり、明日の検査や治療を考えたり、入退院時の書類を作成したり……などなど。皆さんが想像している医師としての仕事をする、という研修になります。
最初は担当患者さん1人から始まり、慣れ始めたところで、2人3人と増えていきます。

安心安全のチャートカンファ

海図――浪風荒き問題の海に船出する若き船人に捧げられた海図――問題海の全面をことごとく一眸の中に収め、もっとも安らかな航路を示し、あわせて乗り上げやすき暗礁や浅瀬を一目瞭然たらしめるCHART!
(旧版チャート式代数学巻頭言より)

この記事を読んでる方ならお分かりですね。そう、数学を触れたことがある人なら一度は見たことある『チャート式』(数研出版)の序文です。

我々初期研修医にも海図が渡されます。それが、毎朝のチャートカンファレンスです。


この時間は、研修医が持っている症例を上級医や総診の先生の前で発表する事で、我々が迷子にならないようにする大切な時間です。このカンファレンスを通す事で、我々初期研修医も自信を持って1日動くことができます。
研修医の目印となりながらテキパキ業務をこなす上級医達は、光り輝く灯台のようですね✨

PDCAサイクルで手技を習得

また、採血や体腔穿刺など、針を使った基本的な手技についても、この導入期研修でレクチャーを受けます。


何度か見学した後に実際に手技を担当します。他の人の手技を見に行く者、黙々と自己練習する者など、それぞれの方法で頑張っていました!


また、手技終了後には毎回フィードバックをして下さるので、PDCAサイクルを回す事で知識や手順の定着もしやすいです。

2か月の導入期研修の後は、それぞれの研修本番スタート!
私はそのまま総診残留組でしたので、総合診療科での研修の様子も次の記事でお伝えしたいと思います!

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