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2026.01.21

奨学生活動

認知症ケアについて学ぼう!~9月全学年合同ミーティング~

#ユマニチュード#奨学生#奨学生ミーティング#奨学生活動#看護学生#認知症

●合同ミーティングで認知症患者さんへのケアを学ぶ

現在の日本は『高齢者社会』です。これは日本の人口において、高齢者が増えて若い人が少なくなっていることを指します。日本人の寿命が延びたことと、少子化により若い世代の人口が減少していることが影響しています。
65歳以上の高齢者の約3割が認知機能の低下や認知症があるといわれています。私たちの病院にも多くの高齢患者さんが入院されています。
今回は『認知症ケアについて知ろう!』ということで全学年が集まり合同ミーティングを行いました。甲府共立病院から認知症看護認定看護師 原田有佳師長と臨床心理相談室室長 齊藤徳仁臨床心理士を講師に迎え、『認知症患者さんへのケア』について学びました。

●フランスの認知症ケアの基本『ユマニチュード』について学ぶ

『ユマニチュード』はフランスで開発されたケアの技法で、人間らしさを取り戻すという意味のフランス語の造語です。「見る」・「話す」・「触れる」・「立つ」の4つの要素を基本に関わっていきます。動画と齊藤臨床心理士からの講義を通じ、ユマニチュードについて具体的な内容や、患者さんとの心の通わせ方や話し方、実際に患者さんと関わる時にどのようにユマニチュードを取り入れているかなどを学ぶことができました。

●認知症の看護の基本と病院での実践されているケアについて知る

次に、認知症看護認定看護師の原田師長より、まずは認知症の病態とせん妄との違いについての病態を整理した後に、認知症患者さんに対してのコンフォータブルケアについてお話いただきました。入院している認知症患者さんが困ったり,不安にならないような環境設定の表示や説明など、実際のケアについても紹介していただきました。

●参加した学生の感想

・認知症患者との関わりはとても難しく悩むことも多かったが、認知症患者のことを深く理解することができ、苦手だと思ってたことが、そんなに難しいことではないことに気づくことができた。
・ユマニチュードを初めて知り、関わり方や声掛けがとても丁寧、で患者さんの表情もいつもと全然違い、すごく効果があるものだと思った。
・患者さんがベットで寝ている時に、上から話かけてしまったことがあったので、目線を同じにして話をしようと思った。
・患者さんに話しかける際に、横からいきなり話しかけていたので、ベッド柵をノックするなど合図をしてから声をかけようと考えた。
・認知症だと思わず1人の人として受け止めながらコミュニケーションをとっていきたい。
・「全身清拭をしていってもよろしいでしょうか」と同意の際に固い言葉で言ってしまうので、「体を拭いてさっぱりしていきましょうか」などわかりやすく伝わる言葉がけをしていきたいと思った。

●これからの認知症ケアに向けて

認知症は、年齢を重ねることで誰にでも発症する可能性がある病気です。これからの日本は『“認知症を支える“から“認知症とともに生きる”社会』に看護や医療、介護も変化していくことが予測されます。認知症患者さんに関わる私たちが認知症について理解を深める大切さを感じました。専門職の視点から、患者さんとどう関わって行くか、どんなケアの工夫しているか、患者さんへの観察やコミュニケーションを通して、患者さんの個別性を理解するの大切さについて学べました。講義で得た知識を今後の看護で実践していきましょう!

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