2023.03.24
研修医ブログ
初期研修発表会と内科地方会
こんにちは、外科研修中の渡部です。
まもなく入職してから1年。カルテの使い方もわからなかった私が、当直で診察し治療方針をスムーズに行えるようになったことを考えると少しは成長しているのではないでしょうか。
まだまだ分からないことばかりですが、日々勉強ですね。
さて今回は、当院で毎年2月に行われる研修医発表会と、個人的に参加した内科地方会での症例発表について報告させていただきます。
研修医発表会
毎年研修医1年目は1年間で経験した印象的な患者・疾患について症例発表を行います。
2年目は経験した症例や疑問に対する研究発表を行います。
11~12月頃からスライドを作成し、上級医・指導医による添削が行われます。
5分という発表時間で自分の伝えたいことを分かりやすく、シンプルに伝えることが重要になってきます。これが本当に難しいです。伝えたいことに肉付けしすぎると、逆に何を伝えたいのかが分からなくなり、シンプルすぎると内容の薄い発表となります。
また、スライドの工夫も大切です。初めて見る人が理解しやすいスライドを作るためにそれぞれが工夫を行いました。
私は「急性腎盂腎炎が契機と考えられる大腸菌による化膿性脊椎炎」について症例発表しました。
脊椎炎自体は知られている疾患ですが尿路感染症や大腸菌による脊椎炎はほとんど認知されておらず、稀な症例を報告することができました。
科を越えて色んな先生方から質問やご意見をいただき、非常に勉強になりました。
1年間の集大成ともいえる発表なので終了後の達成感は言葉では表せないものでした。
内科学会関東地方会
初期研修発表会が終わりホッとしたのも束の間、3月11日に初期研修発表会と同様の症例を内科地方会(関東地区)で発表しました。
今回は病院の名前を背負っての発表であるため確実に成功しなければいけないというプレッシャーは多少ありましたが、何度もスライドを確認し修正を重ねていたため自信をもって発表を行うことができました。
会場からの質問内も難なく答えることができました。やっと一安心できました。
症例発表を行うにあたって協力してくださった上級医・指導医の先生方には本当に感謝しています。また機会があれば学会発表します!