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2021.06.11

高校生向け企画

2021年春 オンライン医師体験を開催しました

#医師体験

2020年夏の医師体験、冬の医師体験に続き、2021年春もオンラインで医師体験を実施しました。今回の参加者は高校1年生2年生の47名でした。
今回のテーマは「救急医療」です。
まず、3600件を超える救急車を受け入れている、甲府共立病院の救急外来の現状を林師長に解説していただきました。
当院の救急医の浅川英一医師には、救急患者の受け入れの流れ、1次救急2次救急3次救急の違いについて、コロナ禍で特に印象に残った事例の紹介、感染防御策の実際など解説頂きました。とても臨場感のある内容で、緊迫した救急医療の現状が参加者に伝わったのではないでしょうか。また映像からは医師が、救急救命士や看護師などとどのように連携し患者さんと向き合っているのか理解が深まったのではないでしょうか。

後半は実際に働く研修医に登場していただき、事前に応募いただいた高校生からの質問に答えていただく懇談の時間も設けました。「どうして医師を目指したのか」「学生時代の勉強方法は」「医師になるために高校生からやっておいたほうがいいことは何か」など、様々な質問が出されました。企画後の感想文に新たな質問も出され、医師を目指す参加者の思いを後押しする機会となりました。

次回の医師体験は夏の開催を予定しています。ぜひご参加ください。

参加者から寄せられた声

普段なかなか見ることのできない医療現場を動画を通して見ることができ、研修医のお話も伺うことができ、進路を考える上でとても良い機会になったと思います。動画からは、救急で搬送されてきた患者さんに対応する、医師、看護師そして救急隊の方々の冷静で淡々としている様子が印象にのこりました。また事前にいくつか質問したことに答えていただき、医学部入学または医師になるモチベーションを保つために、目標や、きちんとした動機付けが必要だということが分かりました。医師体験は今回が初めてだったのですが、また開催されたらぜひ参加したいと思いましたし、いろいろな経験を積んでいきたいと思いました。ありがとうございました!

普通の人では見ることのできない病院の一面を見ることができ、医療従事者の緊張感や、情報の共有が大切になってくると言うことが分かった。僕も、3年前に救急車で運ばれた経験があり、その時は意識がなかったので今日、自分がこういった感じで運び込まれて治療を受けていたんだ、と思うことができる良いきっかけにもなった。

現場で活躍する方ならではのさまざまな興味深い話を聞くことができ、大変貴重な機会でした。また、質問にも実直に答えてくださり、医学系統への道を志す上で参考になりました。ありがとうございました。

実際に医療に携わっている方の話を聞いたり、リアルな医療現場を見て医者になりたいという思いが一層強まった。

初めて医療体験を経験しました。救急医療の現場の実態が、自分で想像していたものよりもはるかに忙しく、緊張と隣り合わせだと感じました。自分が医師としてではなくても、サポートできるような立場から医療に関わっていけたらと考えているので、チームワークや、コミュニケーション能力など足りていない部分が、医療には必要だとわかり、改善策を考えたいと思います。死との関わり方は、医者になったからといってすぐにわからない、それほど死が難しい問題だということが現役のお医者さんから学べて嬉しいです。将来のモチベーションにもつながる機会になりました。

本日は大変貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
救急外来の動画を拝見し、厳しい医療現場で力を合わせて患者さんを救いたいという医師や看護師の思いやチーム医療を感じ、さらに医師になりたいという思いが強くなりました。
先生がお話ししてくださった癌患者さんの話では、亡くなられた後も「患者さんにとって何が最善の方法だったのか?」を考えているとおっしゃっていて、私も医師を志す身として今から考えていきたいなと思いました。
またこのような企画がありましたら、ぜひ参加させていただきたいです。今後ともよろしくお願いいたします。

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