ブログ

BLOG

2024.03.14

研修医ブログ

こんにゃく芋は生で食うな

#研修医

数ヶ月前、新しくなった自分の車から、駐車場で徐行していると周囲の視線が一気に集まるくらい盛大な異音が出始め、整備工場に持っていったらウォーターポンプの故障が見つかり、
放置していたらエンジンがオーバーヒートを起こして最悪の場合白い煙を上げ炎上・爆発する恐れがあった研修医・服部です。

いやー、炎上しなくて助かりました。
しっかり定期的に点検していてもこういうことがあるので、ぜひ皆さんもお気を付けてくださいね。

毎年開催・エコーセミナー

毎年、山梨市立牧丘病院の古屋聡先生を講師としてお招きし、研修医向けにエコーのご教授を頂いています。

甲府共立病院の初期研修医は週1回のペースで、生理検査技師さんから腹部エコ―、心エコーのレクチャーを受けることができますが、今回はリニアプローブを使ったエコー検査をメインにレクチャーしていただきました。

事前練習として服部(奥)と検査技師さん(左)が講師になって、腹部エコーのおさらいをしていました

え、こんにゃくでエコーを?

古屋Drレクチャーの初手は、こんにゃくを使ったエコー下穿刺のレクチャー。


内経静脈に中心静脈カテーテルを挿入するときなどにエコー下穿刺は行いますが、交差法と平行法の両方の練習をしました。

視線の先、エコー画像

普段僕ら研修医は交差法で行うことが多かったですが、平行法のメリットや注意点を学べたので今後に活かしていきたいです。

その後、肺エコー、肋骨エコー、手関節エコーなど、リニアプローブを用いた種々のエコー手技を教えていただきました。
生理検査技師さんも2名参加してくださり、普段エコー検査をたくさん行われている技師さんの目線からもレクチャーを深掘りしていただけたこともあり、とても有意義な時間になりました。

古屋先生、今年度もありがとうございました!

スタッフがおいしく?いただきました

セミナーに使用したこんにゃくですが…

使用直前のお姿

エコーゼリーにまみれて針や串がぶっ刺さっているという見るも無残な姿をしていましたが、よく洗い、加熱し、田楽味噌をかければ、なんということでしょう、美味しそうなこんにゃく田楽に大変身。


お味の方は、美味いっちゃ美味いんですが、セミナーに参加した研修医1年目の穐山先生と僕の2人で食べるには、こんにゃく3丁というのはあまりにも重く、後半は味のしないもちゃもちゃを食んでいる空虚な時間が流れました。

多量に含まれるシュウ酸Caのせいで、生で食べると口や喉に激痛が走るこんにゃく芋を、わざわざ超めんどくさい手順を踏んで人が食べれるように加工する技術を編み出してくれた先人に感謝感謝しながら食べたので、美味しいヤミーで実にハッピースマイルでした。

TOP