2023.01.28
研修医ブログ
おしごとのはなしと日々のUp to Date
最近は渡部先生が更新をがんばってくれていましたね。
そろそろぼくの出番でしょうか、満を持して登場してまいりました初期研修医の森下です。
総合診療病棟にて
11月から総合診療部での研修中です。
感染症や糖尿病、めまい症、自己免疫疾患、循環器疾患の入院診療を担当しました。
副当直として、救急外来や発熱外来、病棟対応など多岐にわたり診療しています。
初めて経験することがほとんどであり、その都度書籍で調べたり、日々のカンファレンスで指導医および上級医から助言をいただいたり、専門の診療科の医師にコンサルトしたりしてなんとか診療ができているのかなぁという状況です。
他科の医師へのコンサルトも、それなりに緊張はしますが困ったときにはすぐ相談できていて医局の垣根の低さがとても助かっています。
これは働き始めてより強く実感していることですが、適切な医療の提供のために最新の知識へのUp to dateは不可欠です。
Up to dateは超重要
適切な治療をして回復が得られない場合はまさに医療者の責任です。
具体的なUp to dateの手段としては、書籍やレジデントノートを中心とした月刊誌、最新論文・ガイドラインの活用や勉強会への参加などが挙がるでしょうか。
ただ、膨大な数のガイドラインや書籍、文献を読みこみ日頃の知識へと還元することは現実的ではありません。
そもそも何が必要で何が不要なのか取捨選択もうまくできないため、ただやみくもに勉強してもほとんど無意味でしょう。
そういった初学者の勉強でもっとも有効な(適切な言葉でないかもしれませんが、コスパが良い)ことは、やはりエキスパートに教えてもらうことだと思います。
当院の研修プログラムでは定期的なレクチャーやセミナーが開催されています。
心電図の読み方から眼科や耳鼻科の救急診療について、当院の先輩方から直接レクチャーしていただくことや、外部講師によるカンファレンス形式のレクチャーなどがあります。
気になることはその都度質問できたり、すぐに文献を用意していただいたりと、とても勉強になります。
次回ブログで外部講師のレクチャーについて詳しく紹介しますね。